着物の種類

yukitsumugi
【概要】
結城紬は茨城県・栃木県画原産の日本の歴史上最も古い絹織物です。発祥は奈良時代まで遡るとされ、常陸国から崇神天皇に送られた布がその原型にあたるといわれています。室町時代に入ると当時、現在の結城というの地名の由来にも当たる結城氏が大変大きな力を持つこの土地で作られたことから結城紬と呼ばれるようになったとされています。以後、長年の織物技術の発達とともに改良を重ね、当時は堅く丈夫と評判だった布は軽くて柔らかい高級織物へと発達しました。2010年にはユネスコ無形文化遺産に登録され、その歴史と価値が世界的に高く評価されることとなりました。

昭和31年には国の重要無形文化財に指定され、厳しい品質検査や規定を満たしたものに対しては合格証紙が張られています。 使用される糸はすべて真綿から手紬でつくられ、強撚糸は一切使われない。絣模様をつける際にはすべて手作業で行われ、布自体は地機を使用して織らなければならない。これらの厳しい規定を満たした結城紬は今も人々に愛され続けています。

【工程】
工程は一般的に全部で20項目を超え、すべて手作業で行われます。中でも特徴的な工程が重要無形文化財に指定され、その技術が世界の注目を集めることになりました。

・糸つむぎ
使用される糸はつくしという棒状の道具に真綿を巻きつけて手で紡がれます。用途によって太さの違う糸によりをかけずに紡ぐ技術は大変難しく、習得に何年もかかるとされています。
・絣くくり
模様をつけていく作業です。色の違う糸をデザインに沿って堅く結び付けていきます。大変時間のかかる作業で、簡単なもので数ヶ月、複雑なものとなると気の遠くなるような時間を要します。
・はた織り
重要無形文化財に指定される元来の結城紬は地機と呼ばれる原始的な器具を使って作られます。手作業で行うことで糸同士が張ることなく弾力があってやわらかいものに仕上がります。

軽く、やわらかい結城紬は一度着ると忘れられないほどの着心地で、そのシンプルなデザインも男女ともに人気の理由です。現在ではデザイン性の高いものから夏用の涼しいものまでいろいろなものが開発され、日本が誇る上質な織物を身近に楽しめるようになっています。時代の流れに沿った新しいデザインのものは洋服にも合わせられるものもあり、歴史と伝統をファッションに取り入れることができます。女性ならば誰もがあこがれる着物は見る人の心を奪う大変に品のあるきものとして今も多くの人に愛されています。
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