着物の種類

ryukyugasuri
【概要】
古くはインドが発祥の地とされる織物の技法「絣」が日本に伝わったのは15-16世紀ごろの沖縄だと言われています。当時、東南アジア各地に伝えられた技法ですが、沖縄の機構や風土に合わせ少しずつ形をかえ日本全土に伝わっていき、沖縄本来の絣は琉球絣として知られていくようになります。その後全国に広まった絣の技術は各地のさまざまな高級織物などに取り入れられ、きもの文化の1つの特徴になりましたが、この琉球絣がそのルーツといえるでしょう。織りあがったデザインのエッジが手作業ならではの微妙なズレによって、かすれたように見えることから絣とよばれるようになったといわれています。

【工程】
絣とは下準備として先に染め上げてある糸を縦糸、横糸として使用し模様を作っていく技法です。「絣」という言葉自体が沖縄、琉球の織物を指す場合もあります。琉球絣の特徴としては多彩な図柄、清涼感のある涼しげなデザインは琉球王朝から伝わる土着の幾何学的なデザインと職人の感覚から生み出されるものです。そのモチーフとなっているものは雲や星、小鳥や花など自然を表したものが多く貴重な貿易商品だった琉球絣の図案をまとめた「御絵図帳」に記載されているものが多くあります。原料となるのは木綿が主流でしたが現在では役90パーセントが杵でできています。残り10パーセントが木綿や麻です。糸を染色する際には、緻密に計算されたデザインのとおりに糸部分的に染めいきすべて手作業でおっていくという大変手間のかかる作業です。それぞれの工程に大変時間がかかるうえ、専門的な技術を要するの各工程はそれぞれ専門の職人が行う分業体制で行われています。

・図案作り
御絵図帳を参考にしながらオリジナルの絣のデザインを作っていきます。

・糸作り
細い糸を丁寧に手作業できます。

・染色
琉球藍等を使用してさまざまな色に染め上げていきます。

・糊づけ
織っているときに絣のデザインがズレないように、糸を糊づけしていきます。

・織る
木製の専用の器具を使い絣柄を丁寧にあわせながら織っていきます。

一日で織れる長さはたった1-2メートルほどです。きれいなデザインに仕上げるため手括りで糸を締めていく作業が不可欠なのですが、これが大変労力と時間を要する作業です。このような高度な技術が評価され、昭和58年度には伝統工芸品「琉球絣」として伝産法に基づく通産大臣指定を受けることとなりました。
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