着物の種類

oshimatumugi
【概要】
大島紬(おおしまつむぎ)とは、1800年以前より続く鹿児島県や奄美大島を中心に発展した手織りの絹織物です。フランスのゴブラン織、ペルシャ絨毯と同様に世界三大織物の一つといわれています。鹿児島県では奈良時代以前から養蚕が活発だったことから、手紡績によって紬を多く生産していました。大島紬の独特な染色方法も天智天皇の時代より伝えられる染色方法です。古来より続く織りと染色の技法は発展し続け現在の大変複雑な絵柄で、保温性に優れ、軽量かつ着崩れしないと賞賛される工芸品に行きつきました。

【特徴】
伝統的な製法の大島紬の特徴には大きくわけて3つ特徴があります。1つ目が、古来より継承してきた製法です。全ての工程は30程あり、そのひとつひとつが複雑なので3、40人程の職人が各工程を分担しています。普通の反物は、織を終えてから染色や刺繍を施すのに対し、大島紬は織り終えてから、絣締めを行い、染色し、生色を解いた後に更に織りなおす、とゆう大変手間のかかる工程を経て完成します。折のデザインや図案制作の繊細さもさることながら、絣締めとゆう特有の技法を用いています。絣締めとは、締め機と呼ばれる機械で染色しない絵柄となる部分の糸をたて糸とよこ糸をたくみに用い交差部分のみ染色しない技法を用いています。
二つ目の特徴は複雑な独特の染めの技法です。バラ科の車輪梅(シャリンバイ)の幹や枝を潰し、それらを10時間以上にわたって煮詰め、その煮汁で絹を20回以上染めます。その後、泥染めと呼ばれる奄美大島の泥に4、5回漬け込み反応を見ます。この工程を経ることで、車輪梅に含まれるタンニン酸色素と奄美のきめの細かい泥田の鉄分が化学反応を起こし、色落ちしない、つややかな漆黒になります。この染色方法にも多様な種類があり、主に泥藍染め、色泥染め、白泥染め、草木染めがあります。また、近年では化学染料を使用し染め上げる白大島と色大島とがあり、機械で織りその染色方法は多様に存在します。この手間隙かける制作工程で一人前の職人が少ないのも特徴のひとつです。一人前と認められるまで2、30年かかるといわれ、より折の細かい紬では更に熟練の職人が限られてきます。 洋装や家具、小物の製品化も進み、世界的に著名なデザイナー 森 英恵がパリコレにて女性用のスーツを発表したことで、世界にも認められる、日本を代表する紬となりました。 染色方法や織りの技術が多様化している大島紬は、その工程が違うだけでまったく違う風合いを持つ、独特な工芸作品です。
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