着物の種類

oitamatsumugi
【概要】
発祥は江戸時代とされ、現在の山形県を収めていた領主、上杉景勝が奨励し置賜紬の生産が始まったとされています。
伝統的な技法を用いた素朴な手作りのきものが現在改めて評価されています。現在、全国の中でも有数の絹織物産地である山形県も戦乱を経て素材の化学繊維化、生産も機械化が進みこのような伝統的な織物を作っていくのが難しくなったじだいがありましたが、国の伝統工芸品を保護する「伝産法」の助けもあり、今日まで残っています。その名の由来は山形県の地名からきているもので、置賜地域で作られるものの総称になります。代表的なものに米沢市で作られる米沢草木染、長井市で作られる長井紬、白鷹町で作られる白鷹紬があります。現在ではこれらの置賜紬を生産する12社が集まり高い品質を維持するために厳しい認定基準が設け、職人たちのこだわりを守っています。

主な原料はすべて県産のものを使用し、安全性や衛生管理面を徹底して作られる置賜紬は多くの人に好まれています。中でも特筆すべき特徴は米沢市の草木染、紅花染ではないでしょうか。山形県産の絹糸によってつくられ、これもまた県産の最高品種「最上紅」栽培し染織していきます。種を植えるところから始まり完成まで1年を超える作業です。やわらかく暖かい赤が大変美しい置賜紬に仕上がります。

【工程】
・種まき
4月上旬から下旬のまだ肌寒さが残るこの時期に紅花の種をまきます。丁寧に間引きなどをし2、30センチまで成長したら土寄せをし支柱をたて育てていきます。
・収穫
夏を向かえ、7月上旬から中旬ごろに鮮やかな黄色の花びらが赤みがかってくるころ、まだ花が柔らかいうちに摘み取ります。
・水揉み
収穫した花びら水に浸し、力を入れてもむと黄色の花びらがオレンジ色に変わっていきます。
・発酵
その花びらを乾燥させ発酵させるとさらに赤くなります。その状態から臼でつくと黄色だった花びらはすっかり赤へと姿を変えます。
・紅餅
臼でついた花びらを小さな餅のように丸めていきます。
・色素の摘出
藁灰や木灰を水に浸し、上澄みをすくった灰汁という液体に紅花をつけ染めていきます。職人が思い描く赤になるまで何度もこの作業を繰り返します。
・織る
出来上がった糸を使用し織物にしていきます。

このように伝統的な草木染で染め上がった置賜紬は鮮やかな赤、からやわらかいピンクなどとシンプルなデザインがしっかりと融合し、高級感の布地へと変わっていきます。
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